★阿修羅♪

より引用

投稿者 エテ公

 

「得意な作物をたくさん作り、輸出を増やす」のはアフリカ諸国などで行われている。
安倍総裁は、途上国のプランテーションを理想としているのだろうか?
いわゆる単作農業とも呼ばれているが、それらの国の食糧自給率は上がるどころか、多くが輸入に頼る状況である。

換金目的の作物ばかり生産して、食べるための作物が“カネにならない”と無視されるからだ。このため豊かな自然を持ちながら餓死者で溢れるという、不自然極まりない状態になっている。

また多種多様な作物を育てるのは自然環境を整える意味でも重要な役割を果たす。
それを非効率と切り捨て、工業のように得意分野へ特化していくのは環境保全という意味でも危険である。
大規模な単作農業が土壌を劣化させるのはよく知られた話だ。


失礼だが、安倍総裁の話は、まるで植民地の総督が被植民国に向けた演説のようである。
少なくとも安倍総裁の農業政策は「零細農家を切り捨て、大規模化や企業化を進めることで競争力を高め、安い輸入品とも闘えるようにする」という主流派の考えとさほど変わらないものだろう。

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結局、愛国心を語っても経済効率ばかりで、農村文化や地域共同体なんてものはどうでもいいらしい。保守ではなく、保身。金さえ儲かれば後はどうでもいい。国民が権力者に対し媚びることを求めることが愛国心。